インプラント治療

implant

インプラントは天然の歯と変わらないことで得られる反面、デメリット・リスクもあります。インプラント治療は手術後の定期検診やメンテナンスなど受けて頂くことで長期のお付き合いになります。患者様との信頼関係が築けるかで治療終了への道が開けると言うことでもあります。どんな小さな事でもご質問・ご相談する事が大切です。

インプラント治療の基本的な考え方

インプラントとは、歯の抜けたところにインプラント(人工歯根)を埋め込み、人工の歯をその上に取り付ける治療法です。埋め込まれたインプラントは、骨と結合してしっかりと固定されます。その上に取り付ける人工の歯も、患者さんに合わせて一本づつ作るので噛みごごちも外見も天然の歯とほとんど変わりません。

現在、日本で使用されているインプラントシステムは40種類以上あり、スウェーデン、スイス、アメリカ、ドイツ、日本、韓国、台湾製のものが流通していますが、最低でも10年以上の臨床データがある実績と信頼性の高いものは数少ないのが実情です。
また、弱小メーカーの中には売れ行き不振のため数年程度で市場から撤退するのも多く、長く生体内で使用する上でのパーツ供給にも不安が残ります。科学の一分野であるインプラント歯科学は、科学的根拠に基づいた治療計画の立案が重要であるため、参考になる科学的データが確立している製品を使用すべきと考えます。インプラント治療を成功に導く第一歩は信頼性の高いシステムを使用することと言っても過言ではないでしょう。
以上を考慮して、当施設では、アストラテックインプラント(スウェーデン製)とITIインプラント(スイス製)の2種類を採用しており、適材適所に使用することで患者様の様々な病状に対応することが可能になりました。

奈良・宇陀市の松田歯科医院ではインプラント治療専用のオペ室が完備しております

当院は、確実なインプラント治療を可能にするために骨移植の治療にも力を入れております。
そのためにも専用手術室は、大学病院と同等の設備を当院では設置しております。最新の確実かつ、安全な骨増生法をもちいた治療が可能です。
当院で対応できる主な骨増生法は下記の通りです。
再生治療に関してご不明やご質問は、どうぞお気軽に当院までお尋ね下さい。なお、下記の治療につきましては自費診療となります。
また、インプラント埋入手術は「痛いのではないか?」「怖いのではないか?」と良く質問がありますが、当医院では手術はすべて静脈内鎮静法施行下で行います。患者様は、寝ている間に処置が終わるため痛みやストレスの無い快適な治療を受けていただくことができます。手術を受けた患者様は皆一様に想像していたより楽であったと言われています。
手術中の痛みや恐怖心からのストレスは脈拍、血圧等を上昇させ偶発症を発生させる可能性があります。静脈内鎮静法を用いてストレスフリーで少しでも痛み和らげる治療をすることで手術の安全性も高くなります。
様々な医療システムと「健康創造型治療病院」松田歯科医院へどうぞご安心してご来院下さい。
ご不明な点などございましたらご遠慮なく、お気軽にご相談下さい。
※静脈内鎮静法を受けていただく場合、いくつかの注意事項があります。担当医から説明がありますのでお気軽にご相談ください。

インプラント治療なら奈良・宇陀市松田歯科医院

アストラインプラントとは

アストラテックインプラントはスウェーデンのアストラゼネガグループの一員アストラテック社によって研究開発されたシステムです。アストラゼネガは、製薬会社において世界的なリーディングカンパニーであり、社員数は54000人以上で製品は世界100カ国以上で市販されています。アストラテック社はアストラゼネガグループ内で唯一医療機器の研究開発に特化している会社です。アストラテックインプラントのデザインは1980年代初頭に確立され、それ以来卓越した結果をだしています。 スウェーデンのイエテボリ大学におけるアストラテックインプラントをもちいた10年間を通じての臨床研究で97%の成功率が報告されています。また、従来は上顎のインプラント治療は下顎に比較して成功率が低いとされていましたが、アストラテックインプラントを用いたこの研究では成功率に差がありませんでした。 A 10Year Follow-UP Study of Titanium Dioxide-Blasted Implants Lars Rasmusson et al.Clin Implant Dent Relat Res2005;1(7)36-42より引用 日本に於いても京都大学口腔外科や名古屋大学口腔外科などの一流医療機関で正式採用されており、非常に高い評価を得ています。

ITIインプラントシステムとは

アストラテックインプラントはスウェーデンのアストラゼネガグループの一員アストラテック社によって研究開発されたシステムです。アストラゼネガは、製薬会社において世界的なリーディングカンパニーであり、社員数は54000人以上で製品は世界100カ国以上で市販されています。アストラテック社はアストラゼネガグループ内で唯一医療機器の研究開発に特化している会社です。アストラテックインプラントのデザインは1980年代初頭に確立され、それ以来卓越した結果をだしています。 スウェーデンのイエテボリ大学におけるアストラテックインプラントをもちいた10年間を通じての臨床研究で97%の成功率が報告されています。また、従来は上顎のインプラント治療は下顎に比較して成功率が低いとされていましたが、アストラテックインプラントを用いたこの研究では成功率に差がありませんでした。 A 10Year Follow-UP Study of Titanium Dioxide-Blasted Implants Lars Rasmusson et al.Clin Implant Dent Relat Res2005;1(7)36-42より引用 日本に於いても京都大学口腔外科や名古屋大学口腔外科などの一流医療機関で正式採用されており、非常に高い評価を得ています。

当医院で対応可能な骨増生法

GBR(組織再生誘導療法)

GBR(Guided Bone Regeneration=骨再生誘導療法)は骨が薄くなってしまった場合、骨の再生を促す特殊な膜を入れます。破壊されてしまった歯槽骨は徐々に再生されてきます。
【価格】
● GBR(組織再生誘導療法)A 77,000円(税込)
● GBR(組織再生誘導療法)B  154,000円(税込)
※保険外治療となります。

【治療期間・回数】
●通院回数:外科的手術は半日(日帰り) インプラント埋入して上部構造の設置まで約6~10回
●通院回数:約4~7ヶ月
※個人差がございます。

【GBRに伴うデメリット・リスクについて】
インプラント治療は、顎の骨にインプラントを埋入する外科的手術が必要となります。骨が薄い場合、インプラントが埋まりきらず露出してしまったり、突き抜けてしまう場合があるため、インプラント治療が出来ません。骨の再生を促すためにGBRを行いますが、傷口が腫れたり、治療期間が長くなったり、通院回数が増えたりする場合がございます。(術後腫れや痛みなどは鎮痛剤を処方)
また、骨再生を行うため費用が発生されます。(保険外治療)
インプラント治療はブリッジや入れ歯に比べると、やはり体の負担は大きくなります。そのため、重度の全身疾患をお持ちの方は、治療をお断りする場合があります。

【GBRのデメリットの軽減をするために】
当院は安全性や機能性、審美性な面から、総合的に判断して患者様にあったインプラント治療のご提案をしております。様々な角度から検証し、患者様の負担が少なく、質の高いインプラント治療を提供できるようおこなっております。

サイナスリフト ラテラルウィンドウテクニック(上顎洞底挙上術)

サイナスリフト(Maxillary Sinus Augmentation)は上顎の奥歯を抜歯したケースで良く用いられる治療法です。上顎の歯槽骨の上部(頬骨の奥)には、上顎洞(サイナス)という大きな空洞があり、鼻腔へとつながっています。この空洞は様々な要因がきっかけとなり、拡大する傾向を持っています。さらに、歯がなくなると歯槽骨も吸収しますので、上顎においては歯槽骨側と上顎洞側から骨吸収が進行することも少なくないのです。そこで、膨らんできた上顎洞に移植骨や骨補填材を填入して、上顎洞の底部分を押し上げる技術が開発されました。これが上顎洞底挙上術です。
【価格】
●サイナスリフト ラテラルウィンドウテクニック(上顎洞底挙上術)  220,000円(税込)
※保険外治療となります。

【治療期間・回数】
●通院回数:外科的手術は半日(日帰り) インプラント埋入して上部構造の設置まで約6~10回
●通院回数:約4~7ヶ月
※個人差がございます。

【サイナスリフトに伴うデメリット・リスクについて】
インプラント治療は、顎の骨にインプラントを埋入する外科的手術が必要となります。骨が薄い場合、インプラントが埋まりきらず露出してしまったり、突き抜けてしまう場合があるため、インプラント治療が出来ません。サイナスリフトは上顎の奥歯を抜歯した場合行う治療法ですが、人工の骨を入れていくため、傷口が大きくなり、腫れることがあります。治療期間が長くなったり、通院回数が増えたりする場合がございます。(術後腫れや痛みなどは鎮痛剤を処方)
また、骨再生を行うため費用が発生されます。(保険外治療)
インプラント治療はブリッジや入れ歯に比べると、やはり体の負担は大きくなります。そのため、重度の全身疾患をお持ちの方は、治療をお断りする場合があります。

ソケットリフト オステオトームテクニック(上顎洞底挙上術)

上顎の骨の再生手術の術式の一つです。サイナスリフト同様に上顎洞底挙上手術法の一つです。サイナス・リフトとは異なり、上顎洞を露出させず口腔内より上顎洞底の歯槽骨を挙上させるとともに、上顎洞の底部の膜(シュナイダー膜)の弾力を利用して行います。具体的には、上顎の歯肉を切開して歯槽骨を露出させ、上顎洞の底部の骨を専用の器具(オステオトーム)で槌打して、現れたシュナイダー膜を上顎洞内に押し上げるようにして、膜を剥離していきます。
【価格】
●ソケットリフト オステオトームテクニック(上顎洞底挙上術) 77,000円(税込)
※保険外治療となります。

【治療期間・回数】
●通院回数:外科的手術は半日(日帰り) インプラント埋入して上部構造の設置まで約6~10回
●通院回数:約4~7ヶ月
※個人差がございます。

【ソケットリフトに伴うデメリット・リスクについて】
インプラント治療は、顎の骨にインプラントを埋入する外科的手術が必要となります。骨が薄い場合、インプラントが埋まりきらず露出してしまったり、突き抜けてしまう場合があるため、インプラント治療が出来ません。ソケットリフトは、部分的に骨を作っていくための方法で、サイナリフトに比べて、傷口が小さく、負担は少ないですが、傷口が腫れたり、治療期間が長くなったり、通院回数が増えたりする場合がございます。(術後腫れや痛みなどは鎮痛剤を処方)
また、骨再生を行うため費用が発生されます。(保険外治療)
インプラント治療はブリッジや入れ歯に比べると、やはり体の負担は大きくなります。そのため、重度の全身疾患をお持ちの方は、治療をお断りする場合があります。

スプリットクレスト(歯槽骨頂分割術)

骨の高さはあるけど、骨の幅が足りない方、骨がやせ細っている方に行う治療法です。インプラントを行うためには歯槽骨の救急などにより骨の幅が足りないとインプラントの埋入が出来ません。歯槽骨が5mm以下の場合に行う処置です。歯槽骨が吸収を起こし、インプラントを入れるための骨幅が不足している場合に 行う治療方法です。骨頂から器具を入れ、骨を二分割し、そこにインプラントを埋め込みます。
【価格】
●スプリットクレスト(歯槽骨頂分割術)  77,000円(税込)
※保険外治療となります。

【治療期間・回数】
●通院回数:外科的手術は半日(日帰り) インプラント埋入して上部構造の設置まで約6~10回
●通院回数:約4~7ヶ月
※個人差がございます。

【スプリットクレストに伴うデメリット・リスクについて】
インプラント治療は、顎の骨にインプラントを埋入する外科的手術が必要となります。骨が薄い場合、インプラントが埋まりきらず露出してしまったり、突き抜けてしまう場合があるため、インプラント治療が出来ません。スプリットクレストは、少しずつ骨の頂点からノミのような器具で分割して広げていく方法です。傷口が腫れたり、治療期間が長くなったり、通院回数が増えたりする場合がございます。(術後腫れや痛みなどは鎮痛剤を処方)
また、骨再生を行うため費用が発生されます。(保険外治療)
インプラント治療はブリッジや入れ歯に比べると、やはり体の負担は大きくなります。そのため、重度の全身疾患をお持ちの方は、治療をお断りする場合があります。

ベニア、オンレイグラフト(ブロック骨移植)

歯槽骨の高さや幅が足りない場合、別の部位から取ってきた患者さん本人の骨を歯槽骨にもってくる方法が、骨移植です。自分の骨を移植するので、「自家骨移植」とも呼ばれます。
顎の骨の厚みが足りない方は、「ベニアグラフト」と言う術式と骨が高さや厚みが足りない方は「オンレーグラフト」の術式の2つの方法があります。どちらの術式も、別な部位から取ってきた患者様の本人の骨を歯槽骨に持ってくる方法です。本人の骨を使うことで拒否反応の危険性がなく、骨同士の結合が良好に行われるため、安全な方法です。
【価格】
●ベニア、オンレイグラフト(ブロック骨移植)  220,000円(税込)
※保険外治療となります。

【治療期間・回数】
●通院回数:外科的手術は半日(日帰り) インプラント埋入して上部構造の設置まで約6~10回
●通院回数:約4~7ヶ月
※個人差がございます。

【ベニア、オンレイグラフト(ブロック骨移植) に伴うデメリット・リスクについて】
インプラント治療は、顎の骨にインプラントを埋入する外科的手術が必要となります。骨が薄い場合、インプラントが埋まりきらず露出してしまったり、突き抜けてしまう場合があるため、インプラント治療が出来ません。ブロック骨移植はインプラントを埋め込む場所とは、違うところから骨を採取する必要があります。傷口が腫れたり、治療期間が長くなったり、通院回数が増えたりする場合がございます。(術後腫れや痛みなどは鎮痛剤を処方)
また、骨再生を行うため費用が発生されます。(保険外治療)
インプラント治療はブリッジや入れ歯に比べると、やはり体の負担は大きくなります。そのため、重度の全身疾患をお持ちの方は、治療をお断りする場合があります。

インプラント治療の流れ

カウンセリングと検査

当院は患者様にご理解頂けるためにも、失った歯の状況、インプラント治療についての流れ、患者様にとってのインプラント治療に対する疑問、質問などお伺いします。その後、現在のお口の中を状況を拝見させていただき、レントゲンやCT、歯形などをとらせて頂きます。検査資料を基づいて、より詳しいインプラント治療計画のご説明をさせて頂きます。

虫歯や歯周病治療、骨の足りない方の再生治療

インプラント治療を行う前に、むし歯や歯周病疾患がある方はインプラントが出来ません。そのために、虫歯や歯周病治療をおこないます。また、骨の厚みなど足りない方や歯周組織の破損がひどい場合は骨増生法をもちいた治療をします。

インプラント手術 一回目

人工の歯根(フェクスチャー)を取り付ける手術です。歯茎を開き、顎の骨にインプラントと同じ大きさの穴を形成します。しっかり固定する用にインプラントを入れ歯ぐきをとじます。患者様の状況によっては一回で手術が終わる一回法を選択する場合があります。

インプラント手術 二回目

インプラントに力をかけずに治療を待ちます。数ヶ月で骨とインプラントがしっかりと結合します。この間は仮歯を入れることができますので、日常の生活には支障はありません。その後、骨とインプラントが結合しましたら、人工の歯を取り付けるための部品を連合し、歯茎から露出させます。

上部構造の設置

天然の歯と見分けがつかない人工歯をインプラントに装着し、お手入れの仕方などをご説明します。お手入れがしっかり出来てないと、天然歯と同様に歯槽膿漏のような状態なり、インプラントの周囲の骨がやせてきます。長持ちさせるためにも、定期的なメンテナンスもおこないます。